ライブドア堀江前社長「無罪？」
ライブドア堀江前社長「無罪？」
ライブドア（ＬＤ）の粉飾決算事件などで、
証券取引法違反（有価証券報告書の虚偽記載など）罪に問われた
ライブドア前社長堀江貴文被告（34歳）の公判が26日、東京地裁で開かれ、
堀江被告が「無罪と確信している。どんな手段を使ってもわたしを有罪、
実刑にしようとする捜査だった」と最終意見陳述。
公判は結審され、小坂敏幸裁判長は3月16日に判決期日を指定。
最終陳述に先立ち、弁護側は最終弁論で堀江被告の無罪を強調。
弁護側はまず、
「本件は第二の帝人事件だ。検察は帝人事件と同様、犯罪事実がないのに
客観証拠を無視した激しい取り調べと恣意（しい）的評価で事件をつくり上げた」と主張。
堀江被告の関与を指摘した、ライブドア元取締役宮内亮治被告（39歳）らの証言について
「メールや行動記録などの物証に反している。信用性がない」とし
「検察官と会社の資産を隠れて私物化していた宮内被告らが堀江被告を巻き込んだ。
共謀したという会議も実在せず、事件が“蜃気楼（しんきろう）”であることを示している」と述べた。
また、粉飾とされるライブドア株売却益の売り上げ計上も、
「当時の会計基準を前提にすれば、違法ではない。
検察の主張は会計知識の不備が生み出した。架空の利益計上も指示していない」と反論。
堀江被告は公判で一貫して無罪を主張。
検察側は、
「会社と自己の利益のために投資者を欺いた。
公判では部下に責任を転嫁し、反省は皆無」などとして、懲役4年を求刑している。
ライブドア事件では、7人とライブドアなど2法人が起訴され、
堀江被告以外は、既に結審されている。
宮内被告は、懲役2年６月、ほかの5人は懲役1年6月、
ライブドアは、罰金3億円をそれぞれ求刑され、
3月22、23両日に判決が言い渡される。
堀江被告は初公判以来、法廷へ定番となった黒いスーツ姿で出廷。
２時間近くに及んだ弁護側の最終弁論の後、意見陳述の機会を与えられ、
堀江被告は、「言いたいことがある」と切り出し、次のように述べた、
「会社のため、株主のため、一生懸命頑張ってきたのにいきなり逮捕された」と話すうちに、
感極まったのか涙を流し、声を詰まらせた。
一方で、「検察は、どんな手段を用いても私を主犯にして実刑にしようとしていると感じた」と、
延々と検察批判を続け、「これからの起業家が委縮してしまう」と、再び、涙。
ライブドア堀江前社長に、求刑４年。
余程のことがない限りは、実刑ということになるのでしょうが、
法律に関しては、素人考えですから真意のところはわかりませんが、
３月１６日の判決公判には、傍聴を求める人達で埋め尽くされることと思います。
堀江さんは、起業家としての野望も、まだまだ捨ててはいないようですが、
今後どういう道を歩こうとしているのか、注目されているところもあるのではないでしょうか。
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